内村 笑顔なき9連覇「怒り覚える」

 「体操・全日本選手権・第3日」(3日、代々木第一体育館)

 男女個人総合決勝が行われ、すでにリオデジャネイロ五輪代表に決定している内村航平(27)=コナミスポーツ=は91・300点で前人未到の9連覇を達成。 自身の記録を更新する9連覇にも笑顔はない。内村のリオ五輪イヤー初戦は、不満の残る内容となった。

 3種目目のつり輪の支持系の技でミスが出ると、続く跳馬では大技リ・シャオペンで大きく着地を乱し、倒れ込んだ。平行棒でも旋回中に右足をぶつけるなど、らしくないミスを連発。「申し訳ない。試合の感覚が戻ってなかった。ピークを合わせるといっていたのに、全然合ってねえじゃねえかと怒りすら覚える」と自戒した。

 これで個人総合は36連勝。約7年半負けがない。「世界の舞台じゃないと気持ちが盛り上がらないというのはある。体操は難しい」と、モチベーションの面での苦悩を明かした“絶対王者”。悲願の団体金メダルの懸かるリオ五輪へ、徐々に気持ちを高めていく。

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