藤光が200Mの日本記録更新に意欲

 陸上世界選手権(8月・北京)の男子短距離代表の藤光謙司(29)=ゼンリン=が24日、成田空港着の航空便で欧州遠征から帰国した。14日の国際競技会(スイス)200メートルで日本歴代2位となる20秒13をマーク。「まだ記録を伸ばせる感覚が残った。19秒台を目指すうえでいいきっかけとなった」と語り、末続慎吾(35)=熊本陸協=が持つ日本記録(20秒03)の更新に意欲を示した。

 遠征中には16歳のサニブラウン・ハキーム(城西高)が世界ユースの200メートルで20秒34をたたきだし、ウサイン・ボルト(28)=ジャマイカ=の大会記録を破った。「あのタイムには『マジか』って正直ひいた。おかげで僕の記録に対する世間の注目も薄まった気がするが、まだまだ彼には負けられない」と先輩としてのプライドをのぞかせる。

 今年から始めた験担ぎの効果は抜群だ。6月の日本選手権では金箔(きんぱく)テープを右上腕部などに貼り、200メートルで優勝。今回は在庫切れとなった金箔テープに代わり、持参した金粉をサプリメントのようにして飲み、自己記録を0秒19更新した。

 「今の僕には金がラッキーアイテムになっている。世界選手権に向けてはどんな形にするか考案中だが、必ず身に着けて出る」。北京ではパフォーマンスだけでなく、そのいでたちにも注目だ。

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