萩野 400自由形3連覇!まず1冠

 「競泳日本選手権」(7日、辰巳国際水泳場)

 4種目で代表を狙うロンドン五輪男子400メートル個人メドレー銅メダリストの萩野公介(20)=東洋大=は、400メートル自由形で3分45秒19で3連覇を果たし、世界選手権(7~8月、ロシア・カザニ)代表に内定した。男子100メートル平泳ぎ準決勝で、2年ぶりの代表復帰を目指す、04年アテネ、08年北京両五輪2冠の北島康介(32)=日本コカ・コーラ=は1分0秒31で2位となり、8日の決勝に進出した。

 萩野の第一声は、深いため息とともに発せられた。「全然ダメ」-。ぶっちぎりで3連覇を果たしたものの、世界の頂点を目指す男にとっては物足りない記録だった。

 前半は日本記録ペースの1分50秒71で折り返し、目標の3分41秒台が射程に入った。しかし、徐々にスピードが落ち、終わってみれば派遣標準記録をギリギリで突破。「バテたわけではないけど、素直に遅い。練習はしてきたけど何かが足りない」と首をかしげた。

 世界選手権での金メダルを見据え、昨年の6種目から4種目に絞ったが、最初のレースで弾みをつけられなかった。平井コーチは「記録は残念。個人メドレーに集中してきて、自由形だけの準備が足りなかったかな」と苦笑いした。

 それでも、萩野は「(前半から)積極的にいったからこその結果」と前を向いた。残る200メートル自由形と200メートル&400メートル個人メドレーへ「調子が悪くても大会中に修正したい」と快泳を誓った。

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