錦織、24位イスナーの強打に完敗
「テニス、マイアミ・オープン」(2日、マイアミ)
世界ランキング5位の第4シード、錦織圭(25)=日清食品=は世界24位の第22シード、ジョン・イスナー(29)=米国=に4-6、3-6で敗れ、2年連続のベスト4進出はならなかった。ただ、錦織は6日付世界ランキングではラファエル・ナダル(スペイン)を抜いて自己最高の4位に再浮上することが決まった。次戦は昨年優勝したバルセロナ・オープン(20日開幕・バルセロナ)への出場を予定している。
得意のストローク戦に持ち込むことができなかった。錦織はイスナーのサーブと強打に屈し「自分も相手ぐらいにプレッシャーを感じずにできないと勝ち目がなかった」と言った。上位シードを次々に破ってきた米国のエースの勢いをはね返すことができなかった。
第1セット、4-5の第10ゲームではネットにかかったショットが2本、イスナーのポイントになる不運も重なり、ブレークを許した。「引きずっていた部分は多少あった」と、第2セットも押し切られた。
ツアーの格付けが高いマスターズの2大会を終えた。コートに苦手意識のあったインディアンウェルズは16強。今回は格下を攻略できずに8強にとどまった。世界ランキング5位としてはもう一歩の成績が続いている。
昨年までと違って大きなけがを抱えていないことは前向きに捉えている。「体の調子も悪くない。去年のようなプレーを思い出していい結果を出したい」と、クレーコートのシーズンへ気持ちを切り替えた。