攻守充実ジョコビッチVS復調マリー

 「全豪オープンテニス」(31日、メルボルン)

 テニスの全豪オープン男子シングルス決勝は2月1日に行われる。2年ぶり5度目の優勝を目指す第1シードのノバク・ジョコビッチ(27)=セルビア=が攻守ともに充実し、第6シード、アンディ・マリー(27)=英国=をリードする。

 準々決勝まで全てストレート勝ちしたジョコビッチは、準決勝ではスタニスラス・ワウリンカ(スイス)の猛攻を広いコートカバーで耐え抜き、流れをつかんで勝利した。

 四大大会の決勝は7勝7敗ながら、全豪に限れば4戦全勝と相性はいい。A・マリーとの対戦成績は15勝8敗とリードするが「肉体的に厳しい試合になる。ベストのプレーをしないと勝てない」と気を引き締めている。

 2013年9月に腰を手術し、昨季は苦しんだA・マリーは力強さが戻ってきた。準決勝で16本のサービスエースを奪った。全豪では3度準優勝と頂点を逃してきた。「決勝に4度進むこと自体が簡単ではないし誇りに思う。しっかり準備したい」と意気込んだ。

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