御所実夢届かず 竹山暉ノートライ終戦

 「全国高校ラグビー・決勝、東福岡57-5御所実」(7日、花園)

 Aシードの東福岡(福岡)がBシードの御所実(奈良)を57-5で下し、3大会ぶり5度目の優勝を飾った。

 夢にはまたも届かなかった。初優勝を目指した御所実は9トライ57得点を奪われ完敗。決勝で三たび涙をのんだ。こだわり続けたディフェンスで歯が立たず、後半24分に主将のSH吉川(3年)が1トライを返すのが精一杯。今大会初めてノートライに抑え込まれた7人制ユース日本代表WTB竹山暉(3年)は「強いの一言。同じ高校生なのかと思った」と舌を巻いた。

 「悔しい気持ちはあるけど達成感が大きかった」と笑顔の竹山暉だったが、準々決勝で脳振とうと診断され出場停止となったSO矢沢(3年)に話が及ぶと堪え切れず涙があふれた。「3年間一緒にやって来たのに出られないのが悔しくて」。無念の思いを胸にしまい込み給水係を務めた仲間を思いやった。

 夢には続きがある。卒業後、2人は帝京大へ進学する。試合後は「大学で日本一になろう」と誓い合った。

 竹山暉の白いマウスピースには「喜びの輪」と書き込まれている。何度も重ねたミーティングで考案した言葉通り仲間を笑顔で支え続けた。「人間的にも成長できたし充実していた」。花園を魅了したトライゲッターに、最後は再び笑顔が戻った。

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