筑波大劇勝!敗色濃厚の終盤に2トライ

 「ラグビー大学選手権・準決勝、筑波大17-16東海大」(2日、秩父宮)

 準決勝2試合が行われ、初優勝を目指す筑波大は残り6分で13点差を逆転して東海大に17-16で勝ち、2大会ぶり2度目の決勝進出を果たした。前人未到の6連覇を目指す帝京大は慶大に53-10で大勝。決勝戦は10日に東京・味の素スタジアムで行われる。

 筑波大が絶体絶命のピンチからよみがえった。前半から鋭いタックルを浴び、スクラムも押し込まれて守勢一方。ほとんどチャンスがないまま敗色濃厚だった終盤に劇的な展開が訪れた。

 後半34分、相手のミスから得たペナルティーからナンバー8山本が突進して最初のトライ。さらに36分、キックオフからフッカー村川がロングゲイン、最後はプロップ橋本がポスト下に飛び込みトライ(ゴール成功)でひっくり返した。

 殊勲の橋本は「スクラムを押されて悔しかったけど、最後に取り返せて気持ち良かった」と笑顔。古川監督も「うちのFW第1列はスキル、走力など総合力が素晴らしい」と、賛辞を惜しまなかった。

 負傷者が続出して関東対抗戦は4連敗スタート。徐々に立て直し、大学選手権2次リーグでは大東大、関学大、明大を破り、“死のグループ”と呼ばれた激戦区を突破した。

 悲願のVをかけて帝京大に挑む。エースのWTB福岡は「どんどんいい流れがきている」と、頂点へ手応え十分だった。

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