稀勢13勝 来場所「全勝なら」綱も

 「大相撲夏場所千秋楽」(25日、両国国技館)

 大関稀勢の里は横綱鶴竜を突き出して13勝2敗とし、来場所以降の綱とりへの足掛かりを築いた。

 あと一歩、届かなかった。それでも力は出し切った。稀勢の里は鶴竜を下して13勝。北の湖理事長は1、3月場所が不振だったことから、「9月以降への足がかりになったと考えるのが妥当」と、名古屋場所(7月13日初日、愛知県体育館)での綱とりは否定。それでも「全勝など高いレベルで優勝すれば、審判部が話題にするかもしれない」と、昇進に含みを持たせた。

 まわしにこだわらず、徹頭徹尾突きまくって完勝。「体が動いてくれた。ケガなく終われて良かった」と激闘の15日間を振り返る。支度部屋では白鵬の表彰式をテレビで凝視。無念さは隠せないが、力を出し切った手応えは確かに残った。

 「まだまだ地力が足りない。反省して、また挑戦したい」。最高位へのアタックが、再び始まる。

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