勝栄さん遺影はロンドン五輪での肩車

 11日に父栄勝さん(61)をくも膜下出血で亡くしたレスリング五輪3連覇の吉田沙保里(31)=ALSOK=が13日、東京・小豆沢体育館で15日に始まる女子ワールドカップ(W杯)に出場することを表明した。津市内で通夜に参列し、涙の決断。「何があっても出ろ」という父の教えを守り、マットに上がる。

 栄勝さんの戒名は「教道院法秀日栄居士」で、レスリングや人生を教えるのに秀でた人という意味。遺影は、ロンドン五輪で吉田に肩車された際のものが使われた。ひつぎにはお気に入りの日本代表ジャージーと自宅で指導してきた「一志ジュニア」のユニホーム。通夜の冒頭ではロンドン五輪の映像が流された。1000人以上が弔問に訪れ、専大の1年先輩で、プロレスラーの長州力は「いい仲間が先に逝っちゃった。早く逝きすぎだ」と残念がった。供花も数多く、レスリング関係者のほか、中日の落合博満GM、横綱白鵬、サッカーの三浦知良、澤穂希らスポーツ界に加え、SMAP、嵐、上戸彩ら芸能界からも届いた。

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