カーママ五輪決める!中国に倍返しだ

 「カーリング・ソチ冬季五輪世界最終予選・第5日」(14日、フュッセン)

 女子で既に五輪出場決定戦進出を決めている日本の北海道銀行は、1次リーグ最終戦で世界ランク5位の中国と対戦し、4‐10で初黒星。5勝1敗の2位で1次リーグを終えた。中国が6戦全勝で1位通過した。15日の五輪出場決定戦は、まず日本と中国が対戦し、勝った方が五輪切符を獲得する。敗れた方は最後の五輪出場枠を懸けた1次リーグ3位との決定戦に回る。

 最後にやり返すための戦略的撤退だ。予選最終戦の中国戦。代表決定戦でもあたる宿敵との前哨戦だったが、序盤にミスから大量失点。決定戦につなげるために、第6エンドに2点を取り返した段階でギブアップを告げた。

 それでも、今回はあくまで消化試合。大一番を前に、気持ちを引き締め直すいい機会になった。中国戦までは5連勝と絶好調。狙った位置にぴたりと止まるショットが続き、世界ランク格上のドイツにも完勝した。

 ただ、今季全敗の中国には苦手意識が出たのか、全員に硬さが出た。第2エンドは全く形がつくれず、小笠原の最終ショットは相手のストーンをはじけずに通り抜け、大量5点を献上。「自滅した試合。甘くないと気づかせてもらった」と、いい薬をもらった。

 自分たちが、そして後輩たちがつくり上げてきた歴史を途絶えさせるわけにはいかない。日本にとって5大会連続の五輪出場が懸かる。自国開催の長野で初出場。小笠原、船山はソルトレークシティー、トリノ五輪に出場。2人が一時引退したバンクーバー五輪はチーム青森の後輩、本橋麻里らが出場した。

 ソチ五輪戦線で、世界最終予選まで望みをつないできたのは、国内選考会で破った市川美余ら中部電力だった。選考会後には「美余の涙を無駄にしちゃいけない。全チームの思いを背負って戦う」と、誓った。支えてくれた人たちにも最高の結果を届けたい。小笠原には父と妹が応援に駆け付け、日本で待つ4歳の息子からの手紙も届いた。

 代表決定戦で中国に勝てば五輪決定。負けても予選3位のチームに勝てば、最後の切符を手にする。「安心して見てもらいたいし、どんなショットも決めるつもりでいく」。日本の女子カーラー全員の思いとともに挑む大一番。母となって帰ってきたベテランが、魂のショットを見せる。

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