スノボ角野、日本人メダル第1号へ

 来年2月のソチ五輪から新種目として採用されるスノーボード・スロープスタイルで、メダル獲得の期待がかかる角野友基(17)=日産X‐TRAIL=が11日、横浜市内で開かれた日産自動車の新車発表イベントに登場。ソチ五輪で日本人選手のメダル獲得第1号になることを誓った。

 無限の可能性を秘めた17歳は、屈託のない表情で意気込みを語った。「日本代表で五輪に出るみなさんを、僕がメダルを獲って勢いづけられたら」。角野が大会第2日の2月8日に決勝を迎えるスロープスタイルで、日本勢のメダルラッシュに向けた呼び水となる。

 日本ではまだ認知度の低いスロープスタイル。ジャンプ台やパイプ、ボックスなどの障害物が設置されるコースを滑る競技。競うのはタイムではなく総合得点。ソチ五輪のコースは全長635メートル。3台のジャンプ台が設置される予定で、標高差は実に151メートルとダイナミックだ。

 昨季はW杯のスロープスタイル総合王者となった。発表が来年1月中旬になると見込まれる代表入りは確実。ソチでのメダル候補筆頭とされるマクモリス(カナダ)、ホーグモ(ノルウェー)らのW杯出場回数が少なかったといえども、新星への期待は高まる。

 「メダルは獲りたいけど、それだけじゃない。限られた人しか出られない五輪。内容も精いっぱい楽しみたい」と謙虚に語る角野。最高の舞台で、最高に楽しむことが、何よりメダルへの近道だ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス