萩野、東京五輪は複数種目で金獲る

 「水泳・日本学生選手権」(8日、広島市総合屋内プールなど)

 ロンドン五輪競泳男子400メートル個人メドレー銅メダリストの萩野公介(19)=東洋大=が8日、東京五輪における「複数種目での金メダル」を目標に掲げた。この日、同種目を4分11秒23の大会新記録で初制覇。2位の世界選手権金メダリスト・瀬戸大也(18)=早大=に1秒47差をつけた逸材は、7年後の伝説へと突き進む。

 2020年の東京。“和製フェルプス”と呼ばれる男は、“世界のハギノ”と称されているかもしれない。

 「複数種目の金メダル獲得を目指してやっているので、東京の五輪で集大成として頑張りたい。納得するパフォーマンスをしたい」

 日本競泳史に残る偉業へ、大きな可能性を秘める19歳は前を見据えて語った。

 東京五輪の吉報はニュース映像で知った。「6時が起床予定だったので、その5分前に起きた。5時に発表と聞いていたので、どうなったのかなと思って。得票差もあったみたいだし、みんな東京でやることを楽しみにしているんだなと」と歓迎した。

 日の丸のエースとしての期待がかかる。日本代表の平井ヘッドコーチは「選手としてのピークを迎える26歳の時に五輪がある。競泳ジャパンとしては、今までで最強のチームが組める。16年にリオ五輪もある。リオで金を取って、東京で連覇がかかるとなると、もっと盛り上がる」とにらんだ。萩野は「自分は年配の方になっているだろうけど、ロンドンのようにいいチームになればと思う」と語る。

 複数種目の金メダルへ「それをイメージして毎日練習しているから」と言い切る。7年後の夢舞台へ、頼もし過ぎる19歳の夢と可能性は、無限に広がっている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス