ベネズエラ重量打線メジャースター選手ズラリ 1番・アクーニャ史上初「40-70」達成、3番・アラエス3年連続首位打者で大谷3冠阻止
「WBC・D組、ドミニカ7-5ベネズエラ」(11日、マイアミ)
WBCで1次リーグC組1位の日本は14日午後9時(日本時間15日午前10時)開始の準々決勝でD組2位のベネズエラと対戦することが決まった。WBCでは日本と初顔合わせ。2023年にナ・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いたロナルド・アクーニャ外野手(28)=ブレーブス=ら米大リーグのスター選手を多数擁する難敵を紹介する。
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ベネズエラは、ドミニカ共和国の猛打を止められなかった。投手陣が4本塁打を食らって沈んだ。1点差に詰め寄った直後の四回が痛かった。3番手のセンサテーラが、2死無走者から8番打者への四球をきっかけにピンチを背負い、タティスに3ランを献上した。D組2位となり、4強入りを懸けて日本と対戦することが決定。ロペス監督は「ページをめくらなければならない」と切り替えを強調した。
6度目のWBCで日本とは初対戦となる。前回大会は1次リーグを4戦全勝で突破しながら、準々決勝で米国に惜敗。2009年大会の3位を上回る成績を目指す。
持ち味は優勝候補のドミニカ共和国や米国に引けを取らない重量打線だ。1番打者でチームをけん引するアクーニャは23年に史上初となる「40-70(41本塁打、73盗塁)」を達成し、MVPを獲得。5度のオールスター出場など、人気と実力を兼ね備えたメジャーを代表する選手だ。
ポイントゲッターの3番アラエスは、24年に3年連続の首位打者を獲得し、大谷の三冠王の偉業を阻んだ。今大会も1次リーグ4試合でOPS(出塁率+長打率)1・500超をマークし、チーム三冠王となっている。主将で21年本塁打王のベテラン捕手ペレスや昨季49本塁打のE・スアレスが脇を固める爆発力は大会屈指だ。
とはいえ、下降気味の攻撃陣はやや気がかりだ。ドミニカ共和国との試合では四回からわずか2安打止まりで追い上げムードが高まらなかった。
先発投手の柱は日本戦で先発予定の昨季12勝を挙げたR・スアレス。リリーフ陣には日本の野球ファンにもなじみの投手がいる。オリックスの守護神マチャドは今大会全4試合に登板して防御率0・00の快投を披露している。ブットとセルパも4登板連続無失点でブルペンを支えている。
日本戦に向け、ロペス監督は「彼らのブルペン陣を研究する時間が数日ある。あらゆる状況に対応できるよう準備を進める」と見据えた。(デイリスポーツMLB担当・小林信行)
