侍・佐々木朗希 「国を代表して戦う。それがどのくらい重みがあるか感じてほしい」 ロッテ・黒木コーチが熱い思い

 強い男になって帰ってきてほしい-。ロッテの黒木知宏投手コーチ(49)が18日、 準決勝で先発する「侍ジャパン」の佐々木朗希投手(21)に熱い思いを込めた。

 「国を代表して戦う。それがどのくらい重みがあるか感じてほしい」

 2000年シドニー五輪では自身も日本代表として、松坂大輔と2枚看板を張った。メダルを逃す悔しさも経験した。期待を背負う重責を知るからこそ、「日の丸の重さを感じてほしい」。短い言葉により一層の熱がこもった。

 日々、突出した才能に目を見張る。「1年目の2月1日。キャッチボールを見てびっくりした。普通の選手ではない。導かれている人間。野球の神様はそういう選手に対して、いい経験をさせる」。選ばれし者にしか見られない世界で、感じてほしいものがある。

 コーチとしては「とにかく不具合が起きなければ」と親心ものぞく。だが、野球人としては「ねじ伏せてほしい。圧倒するピッチングを僕は見たい」。無限大の可能性を秘めた右腕に“魂のエース”がエールを送った。

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