侍J 佐々木朗が自己最速165キロで3・11最終リハ 「憧れ」大谷がベンチで驚きも本人は反省

 3回無失点の好投をみせた佐々木朗(撮影・金田祐二)
 2回、木下を併殺に打ち取り、笑みを浮かべる佐々木朗(撮影・伊藤笙子)
 先発し力投する佐々木朗(撮影・山口登)
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 「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023、日本代表-中日」(4日、バンテリンドーム)

 佐々木朗希投手が先発マウンドに上がり、3回1安打無失点とほぼ完璧な投球内容を見せた。自己最速165キロを計測するなど、ベンチ、スタンドを騒然とさせた53球。3月11日の1次リーグ・チェコ戦の先発が有力で、本戦前の最終リハで衝撃を残した。

 「調子自体は悪くなかったですが、小さな誤差で投球にはばらつきが生じました。悪いところが本戦前に出たので、次に生かします」

 初回、2死一、三塁からアキーノへの4球目が165キロを計測。ベンチの大谷も思わず笑顔を浮かべた。最後は164キロで空振り三振。鮮やかにピンチを脱した。165キロは、日本人では日本ハム時代の大谷翔平に並ぶプロ野球タイ記録。ベンチの大谷も、思わず「おぉっ」と驚いた様子で笑みを浮かべていた。

 続く二回は先頭に四球を許すも、二塁・牧の好捕で併殺に仕留めるなど、3人で抑えた。さらに三回は制球も安定し、2死からカリステ、大島を連続三振に封じて最終登板を終えた。降板後にはベンチで栗山監督と話す姿も見られた。

 「本番前の最後の登板になるので、自分なりにできることをやりたい」と誓って上がったマウンド。大谷、ダルビッシュらもベンチで見守る中、衝撃の投球だったが本人は反省の言葉に終始。飽くなき向上心を持って本戦のマウンドに向かう。

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