高知・安藤 新主将就任!持ち前の明るさでチームを優勝へと導く

 【高知・安藤優作捕手】文=高田博史

 7月19日、高知球団はザック・コルビー内野手と、主将である山下和則内野手の2人が任意引退したことを発表した。同時に安藤優作捕手が、新主将となったことも発表されている。

 高松市で行われた後期開幕会見(24日)に安藤は、駒田徳広監督(元巨人ほか)と共に出席した。対外的には主将としての初仕事となった会見で、抱負を述べる。

 「前半戦は負けたり勝ったりで、そこから2位まで行ったんですけど。連勝したなかで一番感じたのは、チームの雰囲気がいいときは連勝につながって、悪い時は連敗につながるなあと感じました。後期はチーム全体が若いこともあるので、若さを前面に出したい」

 駒田監督に新主将の印象を聞いた。

 「安藤は明るい選手なので、あまり急にシーズン途中で『キャプテン!』となってしまって、責任を大きく感じてもらうのは困るので。彼の明るい部分を出してほしい。育ちがいいような気がするんですよ。その育ちがいい部分を出してくれればいいかな」

 引退した山下がアシスタントコーチとして球団に残ることは、選手なら知っていたことである。新主将には、おそらく副主将の自分がなるだろうと予想していた。だから、全体ミーティングで駒田監督から「キャプテンは安藤」と告げられても、特に驚かなかった。

 主将は学生時代も経験したことがない。これまで自由にのびのびとやってきた。

 「去年は深江さん(真澄/元オリックス)とかがいて、年も僕が真ん中ら辺で、自由にやらせてもらってたっていうのもあったんで」

 責任あるポジションに代わり、ちゃんと引っ張って行かないといけないな、と思い始めている。

 後期こそ優勝を。そして、9年ぶりの日本一をつかむために。駒田監督も認める安藤の明るさが、勝つための大事なキーワードとなる。

 「勝ってるときは、みんな自然と明るくなると思うので。負けてるときにいかに盛り上げられるかが、僕の仕事かなと思います。負けてるときこそ、自分が一番、声を出して」

 新主将の笑顔が、高知を勝利の大波に乗せるか。

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