「勝って当たり前のチームにしたい」
【徳島・松嶋亮太主将】
徳島の主将・松嶋亮太が心掛けていること。
「ウオーミングアップの入り方が重要だと思うので、一発目の声を出すところはそんな大きい声じゃないですけど、明るい声を出すようにはしてますね」
練習の入り方次第で1日の流れが変わってくる。そんな些細な雰囲気作りにもこだわりを見せる。
島田監督から主将就任を言い渡されたのは2月1日、合同自主トレ開始の日の朝のことだ。だが、さほど大きな驚きではなかった。
「まぁ一応、心の準備はしてたというか。『あるかな?』とは思ってたんですけど」
高校時代に主将、大学時代に副主将を務めた経験がある。3年目の今季、チームリーダーとしてはうってつけの存在だろう。
練習生を含めた全28人中、新入団選手は6人。ほとんどが気の知れた選手たちだ。それぞれの目的意識が高い分、主将としての苦労は少ない。
「あんまりキャプテンキャプテンしないようには心掛けてます。グラウンド整備もやりますし」
主将を任されて思い出したことがある。自身が初めてアイランドリーガーとなった2年前、主将であった輝(ひかる・川原輝)の姿だ。
「輝さんがそうしてたんで、自分もそうしようと思うんですけど。道具を出すことであったりだとか。やっぱりいつも明るかったですし、練習も一所懸命やってましたし。雑用とか細かい配慮がすごかったんで」
練習の最初に出す明るい声は、当時の輝にならっている。いつも同じトーンで上がる元気な声が、いい雰囲気でのスタートにつながっていることに気付いていた。徳島はその年、前期優勝、さらに総合優勝を果たしている。
リーダーとしてのあり方も明確だ。
「技術じゃない面で文句を言わせないというか、例えば練習量であったり、生活態度であったり。練習量は『自分が一番やった!』って言えるくらいやりたいですし」
自身のドラフト指名と、徳島の日本一に向かって。グラウンドの内外にわたりチームをけん引する。
「勝って当たり前のチームにしたいですね。四国で勝つのは当たり前のチームにしたいというか。話に聞いたんですけど、香川が過去、強かったときにそう言ってたっていうのを聞いたことがあるんですけど」
そういう気構えがないと、上には行けないから。
