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巨人V奪回の鍵は~攻撃編~

 高橋監督が就任して3年目。是が非でも優勝したい巨人は、得点力強化を狙って中日からゲレーロを獲得した。昨季は35発でリーグ本塁打王。狭い東京ドームなら7~10本は増すだろうし、相手にとって脅威になることは間違いない。

 ただ昨季、広島との得点差は200。せめて100点差くらいにしたいところだが、ゲレーロが加入してもなかなかこの差は埋めきれない。勢いのある若手の台頭が必要だし、特に足を使える存在がほしいよな。

 期待したいのは2年目の吉川尚。タイプはヒットメーカーで、広い範囲に打ち分けられる。何より打つだけじゃなくて、走力を含めて面白い存在。去年は二塁にマギーを置いたけど、1年を通して考えるとやっぱり本職のサードがいいだろう。吉川尚がはまってくれたら、守備も走塁も数字に表れない貢献をしてくれるはずだ。

 チーム盗塁数56(リーグ4位)も問題だが、去年はマギー、阿部、村田ら、重たい選手が多くて単打単打でなかなか走者が帰ってこられなかった。吉川尚が加わって、さらに勝負どころで代走の重信がかき回せば、大きな1点をつかむ確率はグッと高まるだろう。

 もうひとり、出てこなければいけないのは岡本だろうな。ドラフト1位で入って4年目。去年は不調だったが、一昨年はファームでも素晴らしいスイングをしていた。きっかけさえつかめば、一気に花が開くと思うんだよ。王さんだって、出始めの頃は「王、王、三振王」と言われていたこともあったんだから。思い切って村田を切ったんだし、我慢して使ってほしい。

 問題はポジション。去年までいた村田は打つだけでなく、守備が抜けた存在だった。ましてや岡本は三塁の守備がいまいちだったから外野を守っていた訳で、いくらキャンプで鍛えようと、緊張感の高まる公式戦でどこまで守れるか。それなら、一塁という選択肢もあるんじゃないかな。

 そうなると、攻撃面で鍵になるのは阿部の起用法。昨季は129試合に出場して打率・262、15本塁打、76打点。まだまだチームにとっては大事な存在だが、七回以降の代打で出てきても相手は嫌がるだろう。代打とスタメンの併用。コンディションを考えても去年の広島・新井のような使い方が、一番いいような気がするな。

 とはいえ、まだキャンプも始まっていない段階。いろいろなイメージをふくらませながら、シーズンを待ちたいよな。(デイリースポーツ評論家)

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