【5月26日・立大-東大】立大・田中誠、テンポの良さ秀逸 来秋ドラフト…課題は体力面

 「東京六大学野球、立大7-1東大」(26日、神宮球場)

 元阪神スカウトで現在AbemaTV六大学野球中継の解説を担当している菊地敏幸氏は、立大・田中誠也投手(3年・大阪桐蔭)のテンポの良さを絶賛した。この日は先発し1失点12奪三振完投で今季6勝目。防御率も1・16とトップに立った。

 「ストレート、変化球とも制球が非常に安定しており、守っていても非常に守りやすい」と同氏は立大のエースを評価。加えて「マウンドとベンチで非常にいい雰囲気をもった選手」と投球以外の面でも光るものがある。

 173センチ、65キロと線が細いため「まだ体力的な弱さを感じます」と課題もある。ドラフトイヤーは来秋。左腕ということもあり、今後パワーをつけていけばプロの目も変わってくる可能性がある。

 ◆菊地敏幸(きくち・としゆき)1950年生まれ。法政二から芝浦工大を経てリッカー。ポジションは捕手。89年にスカウトとして阪神入団。藪、井川、鳥谷らを担当。13年限りで阪神を退団した。今年から「AbemaTV」で東京六大学野球リーグの解説を担当。

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