「オリックス８－０中日」（２９日、京セラドーム大阪）
　　ネット上ではまたしても根尾の登板が話題となり、プロ初登板した２１日の広島戦（マツダ）に続いて、またも「根尾くん」がツイッターでトレンド入りした。
　今回も「根尾くんきたー　今日一番の盛り上がり！」と喜ぶ声がある一方で、疑問を呈する声も相次いだ。
　「何でもできるのはいいけど、本職である野手の方を磨いてあげてよ」、「敗戦処理で投げる根尾くんも、もちろん応援する。でもとても悲しいです」、「敗戦処理なら投手でなくショートで経験積ませてほしいな」、「根尾くんをどういう選手に育てるのか、ちゃんと決めて欲しい」と野手としての活躍を期待するファンも多かった。

　大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手（３５）が２０日、交流戦後から投手に転向した中日・根尾昂投手（２２）について自身のツイッターでつぶやいた。
　ダルビッシュは「根尾投手、素晴らしいですね　スライダーも一級品です」と笑顔とグッドサインの絵文字とともに記載。

　「中日３－７ヤクルト」（２２日、バンテリンドーム）
　ヤクルト・高津監督が投手登録となった中日・根尾の投球に驚きを示した。
　八回、三者凡退に抑えられた右腕に対し、「すごいなと思いましたね。なかなかあんな球投げられる人はいないんじゃないですか」と驚きの様子。投手出身監督は「もっともっと練習していけばすごいピッチャーになるんじゃないかなと思いますね」と語った。

　投手転向が決まった根尾について「監督さんの考え方。いい悪いはない」と前置きした上で技術面を解説。「高校の時の根尾君のまとまり方からすると、急に投手をやったので左足も体も開いちゃっていると思います」と分析した。
　さらに続けて「球速は１５０キロ出ているけど、投手としての形が崩れている」と指摘。その上で「投球フォームとしては高校の時の方がいい。投手をやるなら、もう一回形を直して作った方が、よくなるかなと思います」と助言を送った。