【高校野球特集7】悲願の優勝はいつ?東北勢の奮闘を振り返る
今年の第99回大会もベスト8に2校が残るなど近年進境著しい東北の高校野球。だが、もうベスト8じゃ物足りない!優勝旗が白河の関を越える日はいつか―。東北勢が悲願に近づいた時の闘いをふりかえる。
公開日:2017.8.20
大阪の小学生時代からチームメイトだった北條史也(現阪神)と田村龍弘(現ロッテ)の2年生コンビを中心に、青森勢として三沢以来42年ぶりの決勝進出を果たした光星学院。東日本大震災で甚大な被害を受けた東北勢の希望として注目されたが、決勝では日大三(西東京)に0-11と大敗。3回に先制3ランを放ったのは、高山俊(現阪神)だった。
光星2年・北條の夢を打ち砕いたのは日大三3年の高山だった
2004年 白河の関より先に津軽海峡飛び越えた 駒大苫小牧が北海道勢初V
04年夏に東北勢より先に北海道勢が悲願を達成した。道勢初の決勝進出で済美(愛媛)を下した駒大苫小牧は、翌05年も2年生エース田中将大(現ヤンキース)らの活躍で57年ぶりの夏連覇を果たす。史上初の夏3連覇を狙った06年は、斎藤佑樹(現日本ハム)擁する早実に決勝引き分け再試合の末敗れて準優勝だった。
2003年 2年生エースダルビッシュ奮投も東北(宮城)逆転負けで準優勝
第85回大会では剛腕ダルビッシュ(現ドジャース)を擁する東北が快進撃。長身から投げ下ろす速球で宮城勢14年ぶりの決勝まで進んだが、常総学院(茨城)に逆転負け。翌04年はセンバツでノーヒットノーランを達成するなど大きく成長したが、最後の夏は3回戦で敗退した。