21世紀枠に敗れ「末代までの恥」…世間を揺るがした大騒動

2010年の選抜高校野球、第1試合で向陽(和歌山)に惜敗した開星(島根)の野々村直通監督が試合後に「末代までの恥」などの問題発言を連発し、世間を巻き込む事態に発展しました。あの大騒動を振り返ります。

公開日:2017.7.11

また、高野連も野々村監督に対しての「処分なし」を決定。

2010年4月2日デイリースポーツ紙面

【2010年4月2日デイリースポーツ紙面より】 日本高野連は1日、甲子園球場で臨時の審議委員会を開き、今大会で開星(島根)の野々村直通前監督が「21世紀枠に負けて末代までの恥」など不適切発言を行ったことについて、処分を科さないことを決めた。同委員会は「大変遺憾な発言であったが、既に選抜大会本部から厳重に注意をされているので、あらためて処分はしないこととした」とコメント。

決して小さくなかった影響…夏の甲子園、開星は1回戦敗退

その夏の全国高校野球選手権大会は1回戦で敗退した開星。騒動の影響は決して小さくなかったことが明かされています。

2010年8月12日デイリースポーツ紙面

【2010年8月12日デイリースポーツ紙面より】 今春選抜では21世紀枠で出場の向陽に初戦敗退。試合後の不適切発言で野々村前監督が辞任すると誹謗(ひぼう)中傷は部員にも向けられた。学校の電話は鳴りっ放しで、グラウンドでは酔っ払いからヤジを飛ばされた。とても野球に集中できる環境ではなかった。

その後、野々村氏は開星の監督に復帰

不適切発言騒動で辞任した野々村氏ですが、その後2011年に監督に復帰。

2011年4月23日デイリースポーツ紙面

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