投手陣全員の粘りが東海大相模の勝因…決勝戦も素晴らしい試合だった

 「選抜高校野球・決勝、東海大相模3-2明豊」(1日、甲子園球場)

 3月19日、甲子園に来て開会式で大会歌を聞いた時、涙が出そうになったのを覚えています。昨年、選抜と選手権大会がなくなった中で迎えた今大会。決勝戦も、素晴らしい試合となりましたね。

 明豊は川崎監督の采配でもエンドランが決まるなど、序盤から押していましたが、東海大相模は石川君、求君、石田君という3人の継投で対抗した形で。門馬監督は「最後は石田と決めて」と言われていましたが、石田君だけでなく投手陣全員の粘りが勝因ですね。

 東海大相模は、キャプテンでチームの中心の大塚君が不在のままでしたが、代わってショートに入っていた深谷君も素晴らしい選手で。選手層の厚みはもちろん、表彰式で選手が大塚君のユニホームを持っていたように、チームが一つにまとまっている強みもよく分かりました。

 この日の試合後、スタンドのお客さんからの温かい拍手や歓声を聞いて、改めて甲子園が帰ってきたんだなと。有観客で最後まで大会ができて、高校野球はできるんだというのを見せてもらえました。敗れた明豊のファンもすごく増えたんじゃないかなと思いますし、今後も高校野球界をにぎわせてくれるような学校がたくさんあって、夏に向けて楽しみが増えるセンバツとなりました。

 ◆かみじょうたけし(本名・上条 剛志)1977年12月31日生まれ、43歳。兵庫県淡路市出身。中学、高校時代はソフトテニス部。龍谷大卒。お笑いコンビ「ロビンス」で活動後、現在はピン芸人。「デイリースポーツオンライン」でコラム「かみじょうたけしの内にズバッと!!」を連載中。

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