広島ドラ5 仏教大・赤木 日本ハム・達に追いつけ追い越せ! 天理高時代は控え投手「4年間、達がいたから頑張れた」
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(23日、都内ホテル)
広島からドラフト5位指名を受けた赤木晴哉投手(22)=仏教大=は、同級生と同じ舞台にはい上がった。天理高時代は日本ハムの達の控え投手。「達がプロの基準。4年間、達がいたから頑張れた」。プロで投げ合えることを心待ちにした。
仏教大野球部への入部も達が導いてくれた。田原前監督が天理の練習試合を視察し、赤木を達と間違えて声をかけたのがきっかけ。「あの時の間違いがなかったら今、選ばれていない可能性もある。ご縁に感謝したい」。不思議な力が宿ったのかもしれない。験担ぎとして、大安の日に志望届を提出。「不安が大きかった。名前を呼ばれない覚悟もしていた」。指名後は素直に喜んだ後、監督と言葉を交わすとホッとして涙があふれた。191センチの長身から投げ下ろす球が武器。「真っすぐなら160キロを出したい」と大きな夢を抱いた。
名前は“赤”木。カープにふさわしい名前だ。広島は原爆ドームへ行き、広島焼きを食べた思い出がある。新井監督は「年末年始に火を浴びている人」と笑った。達に追いつき、追い越せ。赤木の心は燃えている。
◆赤木 晴哉(あかぎ・せいや)2003年10月5日生まれ。22歳。大阪府堺市出身。191センチ、86キロ。右投げ右打ち。投手。小学3年から高倉台ポニーズで野球を始め、6年から美木多イーグルス、中学は大阪狭山ボーイズに所属。天理では日本ハム・達の控え投手だった。最速153キロ。球種はフォーク、カーブ、スライダー、カットボール。8人きょうだいの5番目で次男。兄が1人、姉が3人、妹が3人。




