広島・森下 開幕OK!5回0封7奪三振の快投 女房役・会沢と意思疎通バッチリ「できることはしっかり」

 「オープン戦、広島3-0ロッテ」(14日、マツダスタジアム)

 ゆっくりとベンチへ歩を進める姿に貫禄が漂う。広島・森下暢仁投手が5回1安打無失点、7奪三振の快投。開幕戦で立つ本拠地のマウンドで、万全な状態を示した。

 「少し球数が多かったかなというのがあったんですけど、しっかり投げられてよかったです」

 初回は3者連続三振を奪う完璧な立ち上がり。二回1死から西川に、この日許した唯一の安打となる二塁打を浴びるなど2死満塁とするも、高部を投ゴロに打ち取り、ピンチをしのいだ。

 開幕を見据えた配球だった。二回は29球の内、直球は5球のみ。「特に深い意味はない」とした上で「会沢さんが真っすぐ(要求)の時も(自分の意志で)変化球を投げたいと思った場面は投げた。できることはしっかりできていた」。開幕戦で女房役を務めることが濃厚な会沢と、イニング間でコミュニケーションを取るなど、最終確認を行った。

 要所でギアを上げ、7奪三振を奪った一方で、83球という球数の多さを反省した。3四球を与えるなど、ボールが上ずる場面もあり「5イニングだったら、ちょっと多いかなと感じた」と不満顔。「カウントを悪くしてしまったところもあった。ストライク率を上げられるようにしていきたい」と修正ポイントを挙げた。

 次回は21日・ソフトバンク戦(ペイペイ)でイニングを減らして調整し、開幕戦の28日・阪神戦(マツダ)に臨む予定だ。「開幕に向けていい準備をしたい」と森下。初の大役を最高の状態で迎え、チームを“快幕”へ導いてみせる。

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