広島・益田 中継ぎ陣のジョーカーだ 初の開幕1軍、あらゆる場面で貢献を「負担を減らせるように。そういうポジション」
どんな形であっても、チームのために腕を振っていく。広島・益田武尚投手(25)が27日、中継ぎ陣の中で“ジョーカー”の役割を果たすことに意欲を示した。プロ2年目で初の開幕1軍入りを決めた右腕。勝ちパターンを務めるリリーフ陣の負担軽減からロングリリーフにいたるまで、あらゆる場所で貢献していく構えだ。
与えられた出番でベストを尽くす。益田は「去年は栗林さん、島内さん、矢崎さん、大道がガッツリ投げていた。中継ぎ陣の負担を減らせるように。そういうポジションだと思う」と自覚をにじませた。
昨季を振り返れば島内は62試合に登板。栗林と矢崎は50試合以上、大道も48試合に投げた。自身が僅差の場面で相手を抑えられれば、チームとしてリリーフ起用の選択肢も広がるはず。そして「先発が早めに崩れた時、試合を崩さないように。自分が試合をつくるぐらいの勢いでマウンドに上がれたら」と青写真を描く。ビハインドの展開でも、自らの投球で自軍に流れを引き寄せる投球を理想に掲げた。
オープン戦は、1試合の先発を含む8試合で1勝1敗だった。昨秋から腕を下げる新フォームに着手して挑む2年目のシーズン。「今の自分の持っているものを出せたら。しっかり仕事をして勝ちに貢献したい」と益田。場面をいとわないマルチな働きで、ブルペン陣に厚みをもたらしていく。