広島・野間 2年連続0本塁打に危機感 シフト打破へ「フィジカルを強くしたい」

 広島・野間峻祥外野手(30)は25日、マツダスタジアムで自主トレを行い、来季に向けて長打力アップに取り組む考えを明らかにした。2年連続0本塁打と、高打率を残す一方で長打がないため、相手の“野間シフト”に掛かり、安打性の当たりを好捕される場面が散見した。長打力アップでヒットゾーンを広げ、相乗効果を狙う。

 野間はバントはしないつなぎの2番打者として、新井野球の象徴的存在だった。規定打席には届かなかったが打率・286。十分ともいえる活躍だが、本塁打は2年連続0本。21年8月13日・阪神戦(京セラ)を最後に884打席本塁打がない状況に危機感を覚えた。

 「ツボに来たときには本塁打を打てるように。ここ数年は捉えたと思ってもフェンス手前で捕られる。力を抑えて打っても、越えられるようにしたい」

 ボールをギリギリまで引きつけてはじき返すのが野間の特長。10割でフルスイングすることはない。7割程度でバットコントロールを重視することで、安打を重ねてきた。

 だが、シーズンが深まるにつれて、相手チームは左翼が前進守備、遊撃は三遊間に守る“野間シフト”を敷いてくるようになった。いい当たりも捕られる場面が続出した。

 そこで「スイングは変えないで、7割程度の強さ自体を上げるようにフィジカルを強くしたい」という。パワーアップすれば、同じ7割でも今季以上の打球が飛ぶはず、というわけだ。バットにもひと工夫を加える。

 「グリップを細くして、重さをヘッドの方に感じるようにして短く持って」

 長打力が上がれば相手の守備位置も変わる。一歩下がればヒットゾーンは広がる。そのためにオフの時間を費やす。

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