広島・島内颯太郎投手（２７）が１日、来季に向けて新球習得に意欲を示した。「変化球をもう１球種、増やしていかないと厳しいかなと。何年も続けて投げるとなると、２球種だと限界があると思う」とツーシーム系の落ち球に挑戦していく。

　現在の持ち球は１５０キロ台後半の直球と１３０キロ台のチェンジアップ。「速いツーシームっぽい落ち球もあれば、もっと（投球の）幅が広がるというか。自分に合った変化球を探していきたい」。

　今季は６２試合に登板して防御率２・３１。球団最多タイの４２ホールドポイントで自身初の最優秀中継ぎ投手のタイトルも確定させた。現在、新球はキャッチボールで試投中。「（打者が）邪魔だなと思ってもらえるようなボールを作りたい」。新たな武器を操るべく、タイトルホルダーが向上心を燃やす。