自力V消滅の広島・新井監督 「いつも抑えてくれているので、こういう日もある」と決勝被弾の島内を擁護
「広島東洋カープ3-5中日ドラゴンズ」(1日、マツダスタジアム)
広島は2連敗で再び自力優勝の可能性が消滅した。
3-3の八回だ。セットアッパーの島内がカリステに2号左越えソロを浴びるなどで2点を奪われた。島内が本塁打を許すのは4月1日のヤクルト戦以来、2本目だった。
打線は四回に先頭の小園が5号右越えソロ。1-3の六回は無死満塁から堂林が左前適時打を放ち、坂倉の遊ゴロの間に1点を追加して同点としたが、その後の好機で末包、代打・松山が空振り三振に倒れた。
最下位の中日に喫した痛い黒星で、阪神に優勝マジック18が再点灯した。
新井監督の試合後の一問一答は以下の通り。
-島内は追い込んだ後の1球だった。
「いつも抑えてくれているので、こういう日もあります」
-打線は劣勢から粘りを見せた。
「いつも通り、最後まで食らい付いてひっくり返すという、最後までそういう気持ちがあった」
-玉村について。5回4安打3失点だった。
「一つ一つのボールは良かったと思います。ボール自体、良かった。今までホームランゼロの打者に、1球の怖さというのは分かったと思うし、彼の場合は打たれても経験として成長してもらいたい」
-小園について。
「ずっと状態はいいと思います。きょうもインサイド、難しいボールだったと思うけど、しっかりとバットが振れていると思いますし、良い反応だったと思います」
-大道が11試合連続無失点。
「きょうはイニングの頭からでしたけど、タフな打順だったですけど、そういうときでもしっかり抑えてくれますし、イニングの合間に向こうに流れがいっている場面でも、そこをしっかり止めてくれますし、本当にこちらも見ていて成長を感じますし、彼も自信をもってマウンドに上がっていると思います」