9連勝の広島・新井監督 4打点の末包に「どんどん積極的に振っていって」デビッドソンは「左の内転筋の方」

 4回、逆転3ランを放った末包はナインに迎えられ大喜び(撮影・田中太一)
 4回、逆転3ランを放つ末包(撮影・田中太一)
 5回、坂倉がソロを放つとベンチでガッツポーズを決める新井監督(撮影・田中太一)
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 「広島東洋カープ5-3東京ヤクルトスワローズ」(26日、マツダスタジアム)

 広島は逆転で4年ぶりとなる9連勝。

 新井貴浩監督は先制打と逆転3ランを放った末包について「タイムリーも良かったですし、ホームランもすごく大きなホームランになりましたね。ナイスバッティングでした」と絶賛した。

 2試合連続のスタメン抜てき。

 「昨日も内容も良かったですし、今日も期待して送り出して、期待通りのいいバッティングを見せてもらいました。ナイスバッティングでした。なかなか逆方向の一番深いところにホームランを打てる打者というのは少ないと思う。そこが彼の一番の魅力だと思います。試合に出ていく中でどんどん、結果を気にすることなく、どんどん積極的に振っていってもらって成長していってもらいたいなと思います」

 先発の森は5回7安打と塁上をにぎわしながらも3失点(自責0)と粘りの投球で勝利投手に。

 「ヒットは打たれましたけど、要所を締めて、しっかりと耐えてくれたと思います。いいピッチングだったと思います」

 4年ぶりの9連勝については「本当に選手の頑張りのおかげで9連勝できたと思います」と選手をたたえた。

 これで逆転勝利はリーグ単独となる最多19度目。その要因について「まずこれはチーム全体が最後の最後まで試合を諦めないという意思統一がなされていると思うんですよね。何と言ってもブルペン陣ですよね。先発陣も点を取られても、最少失点、もしくは防げる失点は防いでくれていますし、ブルペンも頑張って粘ってくれているので、その粘ってくれているうちに、こっちが追い付いて追い越してという。逆転勝利なんで、打つ方がフォーカスされがちだけど、これもチーム全部。しっかり頑張って耐えてくれている先発、ブルペンがいるので、それが逆転につながるんだと思う。これもチーム全員だと思う」

 デビッドソンが途中交代した。

 「走っている最中に左の内転筋の方かな、ちょっと違和感みたいな感じなんで、そこは大事を取ってということです。明日の経過を見て、トレーナーの報告を受けて、ということになると思います」

 栗林が青木に頭部死球で危険球退場となった。

 「当然、栗林も心配ですし、青木選手もすごく心配です。本当に申し訳ないと思っています」

 27日は床田が先発する。

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