広島・新井監督 攻守で活躍の小園を絶賛「球際が強くなっている」一問一答

 今季初完封勝利をあげ、小園(中央)らとハイタッチを交わす森下(右)=撮影・伊藤笙子
 5回、先制2ランを放った小園(51)を迎える新井監督(左)
 今季初完封勝利をあげ、新井監督(右)にねぎらわれる森下(撮影・伊藤笙子)
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 「巨人0-2広島」(12日、東京ドーム)

 負ければ4位転落となった広島が、逃げ切った。先発・森下が走者を出しながらも粘りを見せ、今季初完封。昨年8月16日・中日戦以来、330日ぶりの完封勝利で5勝目をつかんだ。

 打線は五回に小園が決勝の2号2ラン。グリフィンの初球カーブを右中間スタンドに突き刺した。試合前には西川が「右脇腹の肉離れ」で出場選手登録を抹消され、前日に死球を受けた菊池も欠場。窮地に立たされた中、チーム一丸で勝利をもぎ取った。試合後の新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。

 -森下投手は立ち上がり走者を背負ったが、完封勝利。

 「調子がいい方ではなかったと思うんだけど、要所を締めながらよく頑張って投げたと思います」

 -守備も含めて守り勝った。

 「最後もそうだけど、バックもよく守ったしね。本当、ナイスピッチングだった」

 -小園の本塁打。

 「いいホームランでしたね。いつも言っているけど、ヒットが出ていなくても内容が良かったので。ファームから帰ってきて、打つ方と守る方、走る方と、ちゃんと区別してできているので。今日もホームランも素晴らしかったですけど、守る方も球際が良かった。球際が強くなっている」

 -2選手を欠いた試合での勝利。

 「本当にみんなで勝った試合だと思いますし、龍馬は替えがきかない選手ですけど、そこにまた若い選手にチャンスがあると思いますし、力をつけてもらいたいし、『若いの出てこいや!』という気持ちです」

 -この日は4番デビッドソン。これからの4番のイメージは。

 「なかなか龍馬の替えはきかないので、ジャイアンツはブルペンにいい左投手がたくさんいるので、あまり“左左左左”にしたくなかった。そこはマットに右打者として4番に入ってもらったというのがあったので、その辺はフレキシブルにやります」

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