広島・アドゥワ 5年ぶり開幕1軍入りへ決意 スリークオーターで威力アップ「結果を求める」

 広島のアドゥワ誠投手(24)が2日、5年ぶりの開幕1軍入りをつかみ取ると意気込んだ。春季キャンプは2軍スタートながら、日南での紅白戦好投が評価され沖縄キャンプから1軍に合流した。スリークオーターとなった新たなフォームで力強い直球を投げ込み、結果を残す。

 短い言葉に思いを込めた。14試合が予定されているオープン戦への意気込みを問われたアドゥワは「結果を求めていきたい」と決意を口にした。見据えるのは5年ぶりの開幕1軍入りだ。

 沖縄キャンプでは練習試合とオープン戦を合わせ、3試合で計4回3安打1失点と力投した。今春は2軍スタートとなったが、12日に参加した1軍紅白戦で1回無安打無失点。好投が評価され1軍に昇格し、存在感を示し続けている。

 安定感ある投球はスリークオーターになったフォーム変化に伴うものだ。昨年12月、セットポジション時に体を以前より前屈させてから投げ始めることで、上手投げではなく自然と肘の位置が下がった投げ方になった。

 「打者の反応も良い感じ。球速(が上がった)というよりも重い球がいっている感じ」

 最大の武器は打者の手元で動く直球。上半身と下半身の連動性もスムーズになり、その威力も増した。

 開幕1軍入りを果たした18年は53試合に登板し、6勝(2敗)をマーク。1イニングだけではなくロングリリーフとしてもチームを支え3連覇に貢献した。20年に右肘を痛め手術を受けるなど、ここ3年間は1軍登板はない。「自分のやることは変わらない」。復活を目指す今季。思い切り腕を振り抜くだけだ。

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