広島・森下、今季初完封で9勝目 燕打線に三塁踏ませぬ快投

 8回を投げ終えてベンチへ引き揚げる森下。左は小園(撮影・立川洋一郎)
 8回、右前へ適時打を放つ西川(撮影・立川洋一郎)
 8回、西川の適時打で生還しナインの出迎えに笑顔を見せる秋山(撮影・立川洋一郎)
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 「広島2-0ヤクルト」(9日、マツダスタジアム)

 先発した広島・森下暢仁投手(24)が、今季初完封で9勝目を挙げた。首位・ヤクルト打線を相手に9回5安打6奪三振で無失点。104球で最後までマウンドを守り抜いた。完封勝利は2021年4月6日・ヤクルト戦以来で、新人だった20年から3年連続での完封勝利も達成した。

 八回を終えて球数は89球。最終回もマウンドに上がると、スタンドからは大きな拍手が注がれた。先頭・山崎を空振り三振、続く山田を遊ゴロ。2死を奪い、最後はこの日3安打を許している4番・村上を空振り三振に斬った。

 立ち上がりから安定感抜群の投球を見せつけた。初回、二回といずれも9球で片付け、中盤以降も危なげなくアウトを重ねた。村上に浴びた3安打は、全て単打。傷口を広げることなく、後続を寸断。最後まで三塁を踏ませなかった。

 バットでは七回に安打を放ち安打数が今季10安打に到達。球団の投手がシーズンで2桁安打を記録するのは、2018年・大瀬良大地以来4年ぶりとなった。

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