カープ床田 まさかの3回4失点KO 抜群の安定感が一転、山田弾に狂わされた
「広島2-8ヤクルト」(27日、マツダスタジアム)
広島・床田寛樹投手(27)が、まさかの3回7安打4失点でKOされた。試合前の時点で防御率トップ。開幕から4試合連続クオリティースタート(6回以上自責点3以下)と抜群の安定感を誇っていた中、左腕を狂わせたのは初回、山田のバットだった。
カウント1-1から投じた148キロ。少し高くなったボールを逃してくれなかった。左翼スタンドまで届く先制弾。そこからリズムが崩れた。
二回は先頭の長岡に対し、追い込みながらも死球。オスナの二塁打で二、三塁となった。そこから何とか2死までこぎつけたが、塩見と山田に適時打を食らって3失点。三回の満塁のピンチは無失点で切り抜けたものの、代打を送られた。
「粘れずって感じです。調子は悪くはなかった。うまく打たれたなという感じ。もう1回見つめ直して、同じ失敗を繰り返さないように頑張りたい」
26日が雨天中止。調子の良さを買って、九里をスライドさせることなく、予定通り登板させた首脳陣にとっても、大きな誤算となった。
佐々岡監督は「相手も当然、策を練ってくる中で積極的にというか、甘い球を逃さない。そこを打たれてる。次に、やり返すぐらいの気持ちでいってほしい。それしかない」と意地のリベンジを期待した。





