広島・床田 異例のブルペン一人投球練習「反省をすぐに修正できるよう」
「広島春季キャンプ」(13日、日南)
異例の光景だった。日南キャンプ打ち上げとなったこの日、床田がただ一人、ブルペンで投球練習した。「昨日(12日)の紅白戦の反省をすぐに修正できるようにと思って」。即座に行動に移した62球だった。
2回1安打無失点と好投しながら「右打者の内角に投げきれなかった」。ドラフト3位の中村健、石原、堂林を打ち取ったものの、納得できる球は少なかった。開幕ローテをつかみ取るために投球内容にもこだわり、さらなる高みを目指す。
それでも日南での存在は際立っていた。球威は抜群。制球力も安定し、打者を圧倒する投球を続けた。「沖縄ではさらに実戦が入ってくるので、良い準備をして、しっかり結果を出したい」。左腕は前を見つめて言葉を紡いだ。