広島・栗林 鯉党に「笑顔届ける」25日開幕交流戦へ決意 開催可否は当日決定

 「日本生命セ・パ交流戦」が25日に開幕する。広島のドラフト1位・栗林良吏投手(24)=トヨタ自動車=は24日、チームを代表して開幕記者会見にリモート出演した。対戦したい打者に大学日本代表でチームメートだった楽天・辰己を挙げるとともに、勝利を重ねて鯉党を笑顔に変えると誓った。また、25日の西武戦(マツダ)の開催可否については、当日午前中の臨時実行委員会で決定する。

 初めて臨むセ・パ交流戦だ。栗林は、期待に胸を膨らませながら意気込みを言葉にした。一昨年まで10年連続でパ・リーグが勝ち越している。セ6球団が意地を示してみせる-。その旗頭になると力を込めた。

 「今年はセ・リーグのチームが勝ち越せるように頑張りたい。ファンに笑顔を届けられるようにしたい」

 阪神のドラフト1位・佐藤輝(近大)、DeNAの同2位・牧(中大)らとオンライン会見に臨んだ。司会者からパ・リーグのスタイルや対戦してみたい打者、自分の持ち味などを聞かれた。

 対戦を熱望したのは同学年の「楽天の辰己」だ。16年6月にあった「第40回日米大学野球」に出場する大学日本代表を決める選考会合宿で対戦。右中間を破られる三塁打を許した。

 プロとなり再戦チャンスが巡ってきた。現在の印象を「逆方向にホームランが打てる」と話すと打ち取り方に言及。「外角は低めを意識して。内角には自信のある真っすぐを投げて、最後は直球かフォークのどちらかで空振りが取れたら」と手の内を明かした。

 すると楽天の代表として会見に臨んでいた小深田が反応した。「ちゃんと伝えて、打ってもらえるようにしたい」と言うと、栗林が苦笑いする一幕もあった。

 コロナ禍にある。チーム内で新型コロナウイルス陽性判定を受けたメンバーは12人。さらに2人が管轄の保健所から濃厚接触者と判定された。

 この日のPCR検査では134人全員が陰性だった。25日から本拠地である西武戦の開催可否については、この日の検査結果をふまえた保健所の判断を受け、25日午前中の臨時実行委員会で決定される。

 21日からの阪神3連戦が中止。その後、選手は、選手間の接触を避けるなどの感染防止対策を徹底して個別練習してきた。開催となれば6日ぶりの試合だ。

 「投球がどこまで通用するか、試してみたい」。守護神は言い切った。開幕から17試合連続無失点。防御率0・00の男がパ・リーグ強打者をねじ伏せる。

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