広島・中村奨成がヒーロー プロ初打点がV打&九里の完投にも貢献「すごく勉強に」

 完投勝利を挙げた九里。右は中村奨(撮影・堀内翔)
 完投で5勝目を飾り、中村奨(右)とグータッチする九里(撮影・佐藤厚)
 6回、生還して九里に迎えられる中村奨(撮影・堀内翔)
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 「巨人2-10広島」(19日、東京ドーム)

 広島はプロ入り初となるスタメンマスクを被った中村奨成捕手が、プロ初打点となる決勝タイムリーを放ち、守備でもバッテリーを組んだ九里が2失点完投と攻守で勝利に貢献した。

 1-1で迎えた六回が勝敗を分けた。広島は1失点でしのいでいた巨人の先発・高橋が2つの四球を出したのに乗じて、無死満塁のチャンスをつくると、打席には中村奨。絶好の舞台で左前に運ぶ、2点タイムリーを放った。これがクロンの満塁4号などで1イニング9得点した打線爆発のきっかけとなった。

 ヒーローインタビューにも呼ばれ、「何とか点を取れるようにと思って打席に立ちました」と殊勲の打席を振り返った。バッテリーを組んだ九里をはじめ、野手陣からも声をかけてもらっていたといい、「(九里)亜蓮さんに沢山、助けてもらったことばっかりだったので、すごく勉強になりましたし、次につなげていきたいと思います」と初々しく語った。

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