ドラ1森下「18」エースナンバー継承 マエケン以来復活…目指せレジェン道

 広島は21日、新入団選手の背番号を発表し、ドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=は「18」に決まった。15年の前田健太以降、空き番号だったが5年ぶりに復活する。佐々岡新監督も入団時から引退までつけていたエースナンバー。期待のドラ1が受け継ぎ、“レジェン道”を歩んでいく。

 エースナンバーを森下が継承する。4年間空いていた背番号18の復活。鈴木球団本部長は「ローテで新人王を挙げるような成績を期待している。佐々岡が入った時も『18』。同じような働きをしてほしい。期待の表れ」と新監督の名前も挙げて期待を込めた。

 前田健太が08年からメジャー移籍前の15年まで、佐々岡監督が入団時の90年から現役を引退する07年までつけていた特別な番号。森下は最速155キロの大学ナンバーワン右腕で、今年6月の全日本大学選手権では明大を38年ぶりの優勝に導き、MVPも獲得。前田健に憧れるドラ1が、同じ右の本格派として「18」のユニホームに袖を通す。

 佐々岡新監督が発案したものでもあった。ドラフト指名時、松田オーナーに話し、許可を得たという。「自分が監督になって初めてのドラフトで、自分の背番号がちょうど空いていた。ドラフト1位で取れて、自分の番号をつけてほしいと思った」。それだけの熱い思いが詰まっている。

 「18番にふさわしい選手になってほしい。今の選手はどうか分からないが、僕らの時代は18番はエースナンバーと言われていた。そう思ってやってほしい。プレッシャーは感じなくていい」と指揮官。現役時代に最多勝、最優秀防御率、沢村賞などを獲得し、通算100勝100セーブも記録した佐々岡監督の期待も大きい。

 森下自身も思いを口にしていた。今月の仮契約時。背番号18をつける可能性を問われると「重みしかないです。野村さん、大瀬良さんとかすごい投手がいる中で、評価してくださっているのはうれしい。それだけのことをやらないといけない」と気を引き締めていた。

 春季キャンプも既に1軍スタートが確約されている。目標は開幕ローテに入っての新人王。「勝てる投手」になるべく、プロの階段を着実に上っていく。

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