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九里が救った!連敗止めた さすが鷹キラー!昨年も2連敗後先発で勝ち投手

 気迫の投球をみせる九里(撮影・飯室逸平)
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 「交流戦、広島3-2ソフトバンク」(9日、マツダスタジアム)

 昨年の日本シリーズから6連敗中だった難敵相手に、広島・九里亜蓮投手(27)が今季初の先発白星を飾る熱投を演じた。5回を投げ、5安打2失点で今季2勝目をマーク。昨季の交流戦に続き、今季もソフトバンク戦連敗をストップした。鷹キラーの活躍で、チームは交流戦最下位から脱出した。

 仲間の美技に九里は跳びはねるようにして両拳を握った。1点リードの五回2死二、三塁のピンチ。一塁ファウルゾーンに上がったグラシアルの打球をバティスタがベンチを恐れずスーパーキャッチだ。こん身の直球で仕留めた鉄腕は「感謝です。会沢さんが強気のリードをしてくださったので、会沢さんに向かって思い切り投げました」とうなずいた。

 初回から気迫全開で飛ばした。ストライクゾーンで勝負を挑み、三者凡退スタート。二回は甲斐のスクイズで先制点を献上し、1-1の四回も甲斐に勝ち越しの中前打を浴びたが、後続を断って最少失点で踏ん張った。

 打席でも執念を見せた。三回、先頭で立つと、ファウルを計8球、最後は一ゴロに倒れたが、相手先発の松本に13球投げさせた。この九里の粘りにスタンドも大盛り上がり。凡打では異例の「ハッスルプレー賞」をゲットし、「打撃センスはないけど、1球でも多く投げさせようと思った」と胸を張った。

 これまで「ケガをしたことがない」と言うほど、とにかく体が強い。幼い頃は父親の方針で、ボールを鼻に当てても、足をスパイクで踏まれても「大丈夫、治るから」と言われ、自然と鍛えられていった。チーム内でもマッサージを受ける数が極端に少ない。トレーナー部アドバイザーの福永さんも「あんなに体が強い選手はなかなかいないよ!」と目を丸くするほどの鉄腕だ。

 今季は開幕ローテ入りを果たしながら先発4試合で3敗、防御率6・50に沈み、悔しい2軍落ちも味わった。再昇格後はブルペンを支え、ようやく巡ってきた4月29日・ヤクルト戦(神宮)以来の先発チャンスに「結果で恩返ししたい」と燃えないはずがなかった。緒方監督も「気持ちが伝わってくる部分があったけど、ちょっと力が入りすぎ」と指摘しつつ「来週も行ってもらう」とローテ返り咲きを明言だ。

 昨季のソフトバンクとの交流戦でも2連敗後の3戦目に登板し、プロ初完投で止めた。「得意とか苦手はない」という鷹キラーぶりで、今季もソフトバンク戦の3タテを阻止した。チームの連敗も3で止めた九里は「1試合で終わっては意味がない。1イニングでも多く投げていきたい」と気合十分だ。先発の座はもう手放さない。

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