松山殊勲打!地震で観戦中止の祖父母へ

 「広島3-2阪神」(23日、マツダスタジアム)

 気迫と執念が打球に力強さを与えた。広島・松山竜平外野手がこん身の一振りで勝利を呼び込んだ。1-0の八回、2死一、二塁。代打で登場すると、2球目の151キロ直球をはじき返した。打球は前進守備を敷いていた左翼・高山の頭上を越える二塁打となり、走者2人を迎え入れた。

 「追加点が欲しいところで、つないでくれて結果が出て良かった」

 殊勲者は会心の笑みを浮かべた。22日・阪神戦(マツダ)でも今季1号を放つなど、代打で4打席連続安打と打撃は好調だ。「調子が上がってきている。しっかり練習してきているので思い切って、技術よりも気持ちで打っています」と力を込めた。

 約2年ぶりに上がった本拠地でのお立ち台。アナウンサーからマイクを借りた菊池に「誰に一番、伝えたいですか」と振られると、鹿児島から祖父母が観戦に訪れる予定だったことを明かした。だが、熊本地震の影響で実現できず、再会は果たせなかった。

 「九州の皆さん、九州のおじいちゃん、おばあちゃん。今日、オレやったよー」。決まり文句でエールを送った。「残念だったんですけど、まだ(新幹線が)復旧してないんでしょうがないですよ。プレーで元気をあげれればと思います」。地元を盛り上げるためにも、松山はバットを振り続ける。

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