亜大が開幕8連勝で9季ぶり28度目V 今秋ドラフト候補の山里が10号2ラン&V2打点 19日開幕、明治神宮大会へ

 9回、勝ち越し2点二塁打を放ち、拳を握る山里
 優勝を果たし、喜ぶ亜大ナイン(撮影・石井剣太郎)
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 「東都大学野球、国学院大3-5亜大」(14日、神宮球場)

 第4週の2回戦3試合が行われ、亜大が5-3で国学院大に勝ち、開幕8連勝。2022年春以来、28度目の優勝を果たした。今秋ドラフト候補の主将・山里宝内野手(4年・神戸国際大付)が通算10号となる先制2ランと決勝の2点打を放つなど全得点に絡み、優勝の立役者となった。亜大は19日開幕の明治神宮大会に出場する。中大は東洋大を5-0、青学大は10-6で立正大を下した。

 最後の飛球をグラブに収め、山里は歓喜の輪に飛び込んだ。大学生活最後の秋につかんだ優勝。「負ける経験と勝つ経験をさせていただいて、すごくいい野球人生になった」。昨春7連勝から優勝を逃す苦い経験を経て、自らの手で王座を手繰り寄せた。

 試合を決めたのは3-3の九回2死満塁だった。ここで自慢の「野球脳」が働いた。「捕手の足音が聞こえたのでインコースに来るんだなって」。4球目だ。狙い通りに来た内角の直球を強振し、左翼線への2点適時打で勝ち越した。

 0-0の三回は左翼席へ通算10号となる先制2ランをマークし、八回は先頭で四球を選び同点につなげて全得点に貢献。大活躍で開幕8連勝に導いた。正村公弘監督(63)は「主将としてチームを引っ張り、勝負で打ってくれて本当に頼もしい存在」と目尻を下げた。

 今季はチームでバントを減らす戦略で臨んだことも奏功した。「振るからこそ四球も取れるし、時にはホームランも出る。ランナー一塁からの長打がすごく増えた」。積極的スイングを心がけて手応えを口にした。

 約1週間後のドラフト会議へ絶好のアピールにもなったが、目指す舞台は続く。「東都リーグは日本で一番強いリーグだと思うので、それを証明しに行こうと思います」。次は明治神宮野球大会で頂点の立役者となる。

 ◆山里 宝(やまざと・たから)2004年10月23日生まれ、21歳。兵庫県出身。右投げ右打ち。174センチ、78キロ。小学校は伊保中部野球部でプレーし、松陽中は軟式野球部に所属。神戸国際大付ではセンバツ16強と夏の甲子園8強。大学では1年春にベンチ入り。趣味は料理。座右の銘は「無事是名馬」。7人兄弟の下から2番目。

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