阪神・近本の母校 社が9盗塁の“走攻”で2戦連続完封勝利 次戦は才木母校・須磨翔風と

 「高校野球兵庫大会3回戦、八鹿0-5社」(13日、高砂市野球場)

 阪神・近本の母校、社が2戦連続の完封勝利で4回戦進出を決めた。高い走塁意識が光った。二回に先制すると、四回はダブルスチールを決めるなど5盗塁と足を絡めた攻撃で3点を奪った。終わってみればチームは計9盗塁。山本巧監督(54)は「しっかりと知らない間に得点を取る。相手に対してじわじわと圧をかけられた」とうなずいた。

 近本の存在は選手達にもいい刺激になっている。左手首骨折からの復帰戦となった11日・ヤクルト戦は、寮の夕食の時間にみんなでテレビ観戦したという。

 近本と同じ1番打者で、この日2安打1打点2盗塁の活躍を見せた光武義生内野手(2年)は、「フォームが変わっていてびっくりしたんですけど。先輩として頑張ってほしい」と笑顔。続けて、「ああやって先輩がプロ野球で活躍している中でいろいろ学ぶことはある。(社では)近本さんは寮長をされていて、その時の話も聞いたりします」と明かした。

 1番打者としても、「長打も単打も打てて、打てない時でもセーフティーバントしたり、そういうところでかき回して。足も速いですし、見習っています」と尊敬のまなざしを向けた。

 近本は昨年12月、社に凱旋(がいせん)し、トークショーを行った。その際には野球部のグラウンドも訪問。高校時代の話やプロの話などを選手たちにしたという。バッティング手袋とサインボールもプレゼントされた。近本が左手首骨折したリハビリ期間には、社の在校生、保護者から千羽鶴を寄贈。今でも近本と社のつながりは深い。

 山本監督も「存在してくれているだけで、全てがお手本。学校全体で力を毎日いただいています」と影響力の大きさを語った。次は16日に阪神・才木の母校、須磨翔風との4回戦を戦う。

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