小山台が初戦突破 進学校のハンデを全員で克服 七回一挙6点 昨夏雪辱へコールド発進

 「高校野球東東京大会、小山台8-1桜丘」(5日、大田スタジアム)

 東東京は1回戦5試合と2回戦6試合が行われ、2014年に21世紀枠でセンバツに出場した進学校の小山台が初戦突破した。七回に村上凌央内野手(3年)が口火を切ってビッグイニングを起こし、八回コールド勝利につなげた。沖縄は10年に春夏連覇した興南が3回戦で敗れた。

 小山台打線が終盤に猛打を発揮した。六回まで1-1と苦しんだ中、村上が七回、先頭で勢いづけた。「自分が出て、この回をビッグイニングにしてやろう」。前の打席を踏まえて思い切りスイングし右前打。一挙6得点の起点となった。

 進学校の小山台は、練習時間が放課後の1時間半と、自由時間となっている朝の30分。練習スペースは狭いため、50人近い部員を8分割してそれぞれのメニューを同時に行う。「1に生活、2に勉強、3に野球」の指針のもと、期末テスト期間は基本的に部活動禁止。大会期間に重なるため、各自の練習で試合に臨んでいる。

 厳しい環境の中で村上は1年生から試合に出場。同校は選手投票でベンチ入りメンバーを決めるため、チームメートに認められるよう「忘れ物と遅刻をしないこと」を徹底してレギュラーの座を守り続けた。昨夏の東東京大会は3回戦で敗退し、悔しさからジムに通うなどより努力した。

 「1人打ったらどんどん打っていくのがチームの強み。その流れを自分が作って勢いで勝つ」。初の夏の甲子園を目指し“都立の星”が輝きを見せる。

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