楽天・マエケン 瞳ウルウル3919日ぶりNPB勝利 本拠地・仙台で7回無失点やっと決めた「すごく大切な日に」

ポーズを取る楽天・前田健太(提供・共同通信社)
7回まで無失点に抑え、ベンチに戻る先発の前田健
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 「楽天2-0西武」(25日、楽天モバイル最強パーク)

 瞳が潤んだ。声を震わせた。楽天・マエケンがNPBのマウンドで2015年10月2日以来3919日ぶりの勝利。お立ち台で「今日という日は僕にとって、すごく大切な日になった」と感極まった。

 7回3安打無失点。堂々の勝利。「もちろんうれしい。ただ、ここまで時間がかかった。貢献できないもどかしさ、勝てない悔しさを持ちながら過ごしていた」と率直な思いを口にした。

 本来の姿を見せつけた。開幕してからは変化球でかわす投球。この日は直球を効果的に使い、変化球を生かした。七回1死一塁では、捕手のサインに2度首を振って投じた直球で桑原を空振り三振。力でねじ伏せた。

 転機は2度目の再調整を経て登板した17日の阪神戦(甲子園)だった。直球の割合を増やし5回2失点。米国では「真っすぐを減らせ」と言われ「そのスタイルが染みついてしまった」と、それまでの投球を反省。日本仕様に戻した。

 帽子のつばには「You Are Kenta Maeda」の文字。「ツインズ時代のコーチにもらった言葉なんです。『おまえはケンタマエダだと、自信持て』と」。ツインズに移籍した20年。6勝1敗で地区優勝に貢献。サイ・ヤング賞の投票では2位となるなど結果を残した。

 「正直、勝てないんじゃないかと(自分を)疑い始めてしまっていた。もう一回、その言葉を思い出して自分を信じてあげようと思った。そこから本来の自分を取り戻すことができた」

 お立ち台では“画伯”として絵を描いたTシャツを披露し、ファンにプレゼントした。「僕にとっては特別な1勝。野球人生が終わった時に思い出になる1勝」。これが本来の姿。前田健太が帰ってきた。

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