高校野球 履正社が九回逆転で10年ぶりV 多田監督「勝ち切れたのは収穫」春季大阪大会
「春季高校野球大阪大会・決勝、履正社7-6関大北陽」(10日、大阪シティ信用金庫スタジアム)
履正社が九回に逆転勝ちして2016年以来10年ぶりの優勝を果たし、近畿大会出場を決めた。
二回は4四死球に1失策と相手のミスもあり3点を先制。しかし四回に1点を返されると、五回は2者連続死球からピンチに。一塁への内野安打、適時失策、押し出し四球、犠飛、野選と守備も乱れ、5点を失った。
それでも六回と八回に1点ずつ返し1点差に。そして九回。1死から先頭が四球で出ると、小杉悠人内野手(3年)の適時二塁打で同点に。さらに左翼の落球と死球で1死満塁となると川口壱茶内野手(2年)の犠飛で勝ち越しに成功し、そのまま逃げ切った。
多田晃監督(47)は「秋も春の練習試合でも競った試合では勝負弱いところがあった。今日の試合のような展開で勝ち越して勝ち切れたのは収穫だった」と語った。逆転できた要因については「今大会通じてベンチの雰囲気が前向き。大商大堺に秋(秋季大阪大会5回戦)負けた時よりは自主性を持ってやっていこうとしてくれている」と明かした。
中日でプレーした辻哲也さんが祖父、西武の辻竜太郎2軍野手チーフコーチが父の竜乃介主将(3年)は、ミスが続いた試合中には「自分たちの野球をやろう」とチームを冷静に鼓舞。表彰式で優勝旗を受け取り、「こんなに重いんだと思った」と笑顔を見せた。
