今夏甲子園でビデオ検証導入 監督が9イニングに一度要求可能→成功ならもう一回追加 9項目でストライク、ボール判定は対象外
日本高野連は24日、大阪市内で理事会を開き、今夏開催される第108回全国選手権大会で審判の判定を映像で見返すビデオ検証を導入することを決めた。全国大会が対象で、5月3日には甲子園でビデオ検証の練習会も行われる。
夏の甲子園で新たなドラマが生まれるかもしれない。今春の選抜大会では指名打者(DH)制を導入。今夏の選手権大会では新たにビデオ検証が導入される。以前から理事会などで議題に上がり、昨年12月に「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」が提出した最終報告書でも導入の方針が打ち出されていた。
導入目的は「チーム、選手に正しい判定を返すこと」「審判を守ること」。高校野球では春と夏の甲子園が導入の対象になる。明治神宮大会について、日本高野連の井本事務局長は「われわれの主催ではない。実施の方向になると思うが、私の方から決まりとは言えない」と明言を避けた。
対象はホームランまたはエンタイトルツーベースの可能性がある打球、フォースプレー、打球のフェア、ファウルなど9項目で、ストライク、ボールの判定は対象外となる。
検証にはテレビの中継映像を使い、審判幹事、控え審判の計3人が行う。グラウンドの審判4人は加わらない。基本指針には、各チームの監督が9イニングに一度、ビデオ検証を要求できることが明記された。判定が覆った場合は1回とはせず、もう一度求めることが可能。延長に入った場合は9イニングまでの回数にかかわらず、一度要求できるが、結果にかかわらず2度目は認めない。1試合で最大3度のビデオ検証を要求できる。
5月3日には甲子園で練習会を行い、審判員の動きなどを確認する。
◆対象となるプレー
①本塁打またはエンタイトル二塁打の可能性がある打球
②フォースプレー
③タッグ(タッチ)プレー
④キャッチまたはノーキャッチ
⑤フェアまたはファウル
⑥追い越しや塁の空過、タッチアップにおける再タッチ
⑦死球
⑧スイング
⑨危険防止ルール(アマチュア内規)に関するプレー
