日本ハム・山崎福也 病院訪問で子供たちにプロ初アーチ“約束”「何とか打てるように頑張ります」 リクエストに笑顔で宣言

 日本ハム・山崎福也投手が1日、札幌市の北海道大学病院を訪問し、長期入院中の小児患者18人と交流した。

 自身が中学3年時に小児脳腫瘍の手術を受け、約2週間入院したのが同病院。「ファイターズに入ってから、ずっとこの北大で何かしたいというのもあった。やっと実現できた」と念願の訪問だった。子供たちの姿に「管をつけているお子さんもたくさんおられた。僕も着ていた服が全く一緒だった」と当時を思い出し「何とか良くなってほしいという気持ち」と胸中を明かした。

 病気の回復を願い、プロ初アーチも“約束”した。交流戦で5年連続安打を記録し、野手顔負けの打撃を誇る左腕。質問コーナーでの「みんなのためにホームランをお願いします」というリクエストに、力強く応えた。27年からセ・リーグでもDH制が導入されるため、投手が打席に立つのは来季まで。「毎年ホームランを打ちたい気持ちで立っているんですけど、来年が最後なので、何とか打てるように頑張ります」と笑顔で宣言した。

 子供からは「ホームラン、頑張ってください」の声が続出。2桁勝利と規定投球回到達を来季の目標に掲げる山崎は「ピッチャーなんですけど」と苦笑しつつ「でも、うれしいですよ。個人的にはバッティング好きなんで」と頰を緩めた。

 自身の闘病経験から、エールも送った。「まずはしっかり治すという強い気持ちを持って立ち向かってほしいのもありますし、やっぱり常に上を向いて日々生活をしてほしいなと思っています。その周りで我々がしっかりサポートできるように」と、前向きな気持ちの重要性を説いた。そのうえで「こうやって来ることによって、少しでも明るい気持ちになってもらえればいい。もっともっとやっていきたい」と、活動へのさらなる意欲をにじませた。

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