日本一へ王手のソフトバンク 見事的中した小久保監督の勝負手 好投・大津に代打・近藤がピタリ「迷ったが、もう1点」と決断
「SMBC日本シリーズ2025、阪神2-3ソフトバンク」(29日、甲子園球場)
ソフトバンクが3連勝で、5年ぶりの日本一に王手。小久保監督の勝負手がピタリとはまった。
2点リードの六回だ。2死二塁で、ここまで好投を続けている先発・大津に打席が回った。ここで小久保監督は代打・近藤を投入。「(大津を)続投させようか迷っていたんですけど、二塁にいったらもう1点を取りに行こう」と決断し、勝負手を打った。
その信頼に応えたのが近藤だった。2球目をはじき返し、右前適時打で3点目を追加。八回に2点を返されていただけに、結果的には大きな1得点となり、小久保監督も「あそこで打った近藤がすごい」と最敬礼した。
近藤もあの場面を振り返り、「本当に流れが変わる、勝負どころの決断だなと思っていましたし、結構プレッシャーはありましたけど、いい結果になってよかった」と安堵(あんど)の表情。5年ぶりの日本一へ、「まだまだ簡単には終わらないと思うので、しっかりと自分たちの準備とやることを徹底してまた明日勝てるようにやっていきたい」と足元を見つめた。





