創価大・立石が回復アピール打 阪神スカウトら8球団17人視察 23日ドラフト1位競合候補の目玉
「東京新大学野球、共栄大5-2創価大」(19日、飯能市民球場)
創価大は先勝して迎えた共栄大との2回戦に敗れた。23日のドラフト会議で1位指名競合が予想されている立石正広内野手(4年・高川学園)は4打数1安打。今季は右足首の靱帯(じんたい)損傷や背中の張りで欠場もあった中、順調な回復ぶりを8球団17人のスカウト陣に示した。他力ではあるが、優勝の可能性が残されており、リーグ戦最終戦となる20日の3回戦で有終の美を飾る。
秋雨が落ちる吹きさらしのスタンドから多くの熱視線が注がれた。視線の先にいた4日後のドラフト会議の目玉は、4打席目の八回1死一塁で右翼線へ二塁打を放ちアピール。ただ、悔しい敗戦に、立石は引き締まった表情を崩さなかった。
「自分たちの焦りが見えた。打つべきじゃない球に手を出しちゃってるところがあった」
初回は変化球を捉えて鋭い打球を飛ばすも左直、四回先頭では空振り三振に倒れた。0-3の六回1死二塁では、カウント2-2からの球を見送り三振。「クリーンアップを任されている以上はチャンスに打ちたかった。ランナーがいなかったとしても、ホームランを打てば点が入るので」と責任を背負った。
それでも評価は不変だ。阪神が畑山統括スカウト、東編成ディレクター、吉野スカウトの3人態勢で視察するなど各球団の幹部クラスが集結。4人態勢だった西武・広池球団本部長は「良い選手なので、評価は変わらないですよ」と話した。
3回戦に勝てば、明治神宮大会出場をかけた関東地区代表決定戦への進出が決定し、リーグ3連覇の可能性も残る。「全部したいですね。ホームラン打って、走って、ファインプレーして…」。最高の結果を思い描きつつも、常に謙虚な立石らしく言葉を続けた。「点を取られた後の姿勢とか、最後までちゃんと走るとか、当然のことは絶対に抜かないでやりたい」。快く「10・23」を迎えるためにも、悔いのない1試合とする。




