ソフトバンクM2 大関13勝目&初規定投球回で連覇に王手 小久保監督「大一番で仕事をしてくれた」
「楽天0-6ソフトバンク」(25日、楽天モバイルパーク)
気迫を込めた100球で歓喜の瞬間まであと一歩に迫った。ソフトバンク・大関友久投手(27)がプロ6年目で初めてシーズンの規定投球回に到達し、7回無失点でチーム単独トップの13勝目。優勝へのマジックナンバーを「2」とする白星をもたらし「自分にとっても大きい登板になった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
不安定な立ち上がりから持ち直した。初回2死から満塁の危機を迎えたが、フランコに粘られながらも三ゴロで切り抜ける。カーブを増やすなど攻め方の意識を変えたことで「自分のリズムが戻ってきた」。尻上がりに調子を上げ、四回以降は内野安打1本に抑えた。
今季は自身9連勝を記録するなど先発陣の軸に成長。ここ2試合は3回を持たずに降板と精彩を欠いたが、武器とする独特なフォームを丁寧に見直した。開幕前に「少し不安だけど、頑張ればいけるかも」と目標に定めた13勝にたどり着いた。小久保監督は「この1カ月弱は苦しかったと思うが、大一番で仕事をしてくれた」と評価した。
26日にソフトバンクが勝って日本ハムが引き分け以下、あるいはソフトバンクが引き分けて日本ハムが負けなら小久保監督が宙に舞う。「自力であと2勝すれば優勝。明日勝つことだけ考えます」と指揮官。2年連続の頂点に手をかけた。ついに歓喜の時が訪れる。





